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お客様の求めるシアター環境に限りなく近づけるための独自のサービスなど」を考えて、YS光学研究所を立ち上げたのが2001年8月のことである。
ちょうど個人の家や、大規模なマンションで大画面ホームシアターが流行し始めたときでもあった。
ニーズにマッチした品物は不景気でも売れる「鮮明な画面、扱いやすさ」を考えて作ったが、念頭にあったのはあくまでも「映画」の鑑賞である。
しかしスクリーンが売れ始め、さまざまな反響が集まってきた。
用途が(考えたら当たり前のことなのだが)思いがけず広がっていたのである。
パソコンの普及により、会議のプレゼンテーションなどで、プロジェクターによる説明が一般化していた。
それが大きなマーケットである法人需要につながったのである。
それまでの家業だった「機屋」をたたんだのは半年後である。
取引先の都合もあるので「突然明日から」というわけにはいかなかった。
2001年8月にYS光学研究所を設立し、2003年9月にピュアビジョンに組織変更。
2004年2月から現在のシアターハウスになった。
それからずっとシアターハウスは、年に6%から20%の(その年によって波はあるのだが)成長を続けている。
とくに驚くべきなのは、売り上げにかかわる数字が「世の中の景気と無関係」であることだ。
例えば、設立した2001年を振り返ってみればよい。
日本中がITバブルの崩壊で不況の底に沈んでいたときである。
景気動向が条件ならばとても開業・起業といった環境ではなかった。
また2008年秋のリーマンショック後の大型不況もシアターハウスには影響が及ばなかったのである。
ニーズにマッチした品物は不景気でも売れる、ということの典型がここにある。
クルマや半導体関連に限らずとも、製造業の世界は2008年から2009年の前半にかけては「仕事が80%なくなってしまった」といった声が普通なので、この会社の成長力は際立っているといえるだろう。
手形はなく、全てが現金決済シアターハウスが作っているスクリーンの画面は、200インチといった巨大サイズもあるが、小さなものが80インチ(畳一枚分)で、100インチから111インチといった大きさが標準サイズとのこと。
工場の一角にある、デモンストレーション用の100インチの画面−あるいはYS社長の個人シアターで、試写を見せてもらったが、その迫力にはびっくりした。
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